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[50]みかんの糖度を上げる魚腸木酢液

■お知らせ

農業園芸とは関係ありませんが、たまごや商店ではソーホースブラケットソーホースレッグ)というアメリカ製のDIYに便利な金物を取り扱っています。今まで品薄でご迷惑をおかけしておりましたが、このたび大量に入荷しましたので、お知らせいたします。日本ではあまり見ない、手に入りにくい商品です。ぜひ使ってみてください。※ただし、今回のロットは荷ズレがあります。

詳細⇒ http://tamagoya.ocnk.net/product/120


第50回

■みかんの糖度を上げる魚腸木酢液

木酢液にいろいろなものを漬け込んで使うのが農家式。木酢液は酸性液なので物質を溶かし込む性質があります。なかでもよく使われるのが魚腸を漬け込んだ魚腸木酢液。魚腸に含まれる微生物とアミノ酸が木酢液とあいまって効果をもたらすのです。

一番の効果は味が変わること。みかん本来の味がよみがえります。糖度もアップします。通常みかんの糖度は8~9度が限界ですが、魚腸木酢液を使うと10度以上にあがるという話も聞きます。

木酢液は土壌の微生物を活性化しますので、病気を抑える効果があります。これは減農薬につながります。また、害虫はともかくダニには効果がありますので、これも減農薬につながります。また微生物はよく肥料を分解し、植物への吸収を助けるので減肥料が可能となります。安い木酢液で高い農薬、肥料が節約できるのです。

魚腸を使った木酢液の作り方は意外と簡単。ぼかしを作るように発酵温度に気を使うこともなく、ただ漬け込めばいいだけです。期間は2ヶ月から3ヶ月ほど。魚腸の形がなくなればOK。魚腸は近所の魚屋さんに頼んで調達しましょう。いわゆるアラではなく「内臓」がいいです。腸に住み着いている微生物が効果の素となります。

木酢液に溶かし込むのは魚腸だけではありません。赤唐辛子を漬け込めば、ダニ防止効果がある木酢液ができあがります。そのほか、にんにく、キトサン、かきガラなども良いつけこみ材料です。皆さんも木酢液にいろいろなものを漬け込んで、秘伝の木酢液を作ってみてはいかがでしょうか?

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