昨今、世の中の風潮として
・化学肥料は使いたくない
・有機肥料で栽培したい
・無農薬で栽培したい
というのがあるかと思います。
化学肥料が悪いことはないのですが、なんとなく嫌いだ、という風潮です。
野菜の直売所でも
「化学肥料不使用、農薬不使用」
という文字があるとなんとなく安心安全かな?おいしいかな?
と思ってしまいます
#高いので買うかどうかは別(笑)
そもそも化学肥料ができたいきさつというのは、イギリスの産業革命以来、人口が爆発に増えることによる食糧難に備えて開発されたのです。
化学肥料が開発されたおかげで飢餓から救うことができたのです。
#化学肥料⇒大発明!!
だから化学肥料を悪者にするのは忍びないですね。
ちなみに世界最初の化学肥料は1840年代にイギリスで製造された「過リン酸石灰」が最初の肥料です。
そんな功績のある化学肥料ですが、それでも使いたくない?(笑)
では反面「有機肥料はなぜいいのか?」を説明できるでしょうか?
なかなか難しいのではないでしょうか?
こう考えてみてください。
化学肥料⇒植物を育てる
有機肥料⇒土を育てる
化学肥料は肥料成分を直接植物に与え育てます。
速効性があります。
一方で有機肥料は土の中で水分と昆虫などによって分解。
分解した有機物はさらにたくさんの微生物によって微細になり栄養分たっぷりのふかふかの土を作ります。
植物はそのふかふかの土に根を伸ばし、供給される栄養分を植物が吸収し、育ちます。
ふかふかの土には栄養がたっぷりあるので、植物はたくさん根が張ります。
そして大きき育ち、葉や茎や実をたくさん付けます。
収穫物はまさに土の恩恵なのですね。
ただし有機肥料はすぐには効きません。
徐々に分解し効きだすのに時間がかかります。
しかしいったん効きだすとそれが持続しますので追肥が要りません。
#もしくは少なくて済む
今のような寒い時期は土づくりの準備に最適。
畑に有機物を投入し、春先から始まる農繁期に備えましょう!
【お勧めの有機資材】
《ポイント》
・有機肥料は土を育てる
・土が元気になれば植物がすくすく育つ
・化学肥料は即効性があり人類の飢餓を救う大発明