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[398]塩類集積を避ける養液土耕肥料

屋外の畑や露地栽培では、植物に吸収されなかった肥料の残留成分は雨風に流されるので、それほど蓄積はされません。

ところが、トマト栽培など雨風をよけるためにハウス栽培が盛んですが、こういったハウス栽培では消費されなかった肥料成分が蓄積しやすいのです。

塩類集積が課題のトマトのハウス栽培

イチゴは塩類集積に弱い作物です

この使われず蓄積しているものを「塩類集積(えんるいしゅうせき)」といい、施設栽培ではなかなか厄介な問題となっています。

集積する塩類は、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウムなど。

というのも、塩類集積が起こると、濃度障害で作物の生育が停止したり、葉がしおれたり枯れたりするなどの障害が出ます。

また、EC値が高くなるので、肥料を与えても浸透圧の関係で植物が吸収できなくなります。

塩類の除去には・・・

があります。
しかし、それよりも残留しないように肥料の施肥方法を改善することも必要です。

全面施肥をやめ、局所施肥(条施肥、溝施肥、株間施肥など)にすることも良策です。このような施肥方法は利用率が高いとされています。

そして本題ですが、塩類集積がされにくいように設計された肥料があります。

OATアグリオ社の養液土耕シリーズです。

OAT製品は成分は明らかにしておりませんが「土壌に蓄積しやすい成分が含まれていない」となっており、集積しやすい硫酸根を持たない、尿素、硝酸加里を成分としているものと思います。(憶測ですが)

例としてトマト農家さんには

養液土耕2号|複合14-8-25|OATアグリオ|養液土耕専用肥料【10kg】
が売れています。

また、イチゴ農家さんにはイチゴ専用の養液土耕があります。

イチゴ向き-養液土耕6号|OATアグリオ|養液土耕専用肥料|複合14-12-20【10kg】

塩類集積でお悩みの方はぜひお試しください。

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