[420]微生物の活動熱を利用して地温を上げる
~イチゴ農家さん、ホウレンソウ農家さんでの実例です~
微生物資材というと「冬は気温が低いので休眠してしまい、役に立たないのでは?」
と思いがちです。
ところがですね、冬こそ微生物の出番なのです。
これから寒くなってきますと、ハウスには暖房を入れて作物の生長を維持します。
また、畑では霜が降りるようになり、積雪地方では雪が積もり、作物の生長は一旦お休みとなります。
こんな時に、さらに生長を促すには、地温を上げてやれば好結果を生みます。
地温が1~2℃違うだけでも、根の活動が違ってきます。
栽培農家さんは、地温にもっと気を配るといいと思います。
ではその地温ですが、地温を上げるにはどうしたらよいか?
そんな時におススメなのが微生物資材「トーマスくん」です。
トーマスくんに含まれる微生物群「トーマス菌」は冬でも活動し、その活動熱により地温を上げることができます。
よく言われるのが「トーマス菌使った露地圃場は霜が解けるの早い」です。
ホウレンソウ畑などの露地栽培では、雪解けも早く、その分早期出荷・多収につながります。
イチゴ栽培のハウスでもトーマス菌を使っていると微生物の活動熱によって1.5~2.0℃地温が高くなり、生長が促進されます。
地温が高いと根の活動も活発になり、生育状況も良好。
イチゴ栽培において通常地温が16℃の時、18℃あったら根の働きが全く違ってきます。
また暖房機の室内温度設定でも1~2℃下げても地温が高いので大丈夫。
生育には影響がなく、燃料費の節約にもなります。
なお、トーマスくんを撒いたけど雪をかぶって大丈夫かというご質問をたびたびいただきます。
雪をかぶった土壌は湿度が保たれ、また寒風にも守られるため、微生物にとっては逆にとてもいい環境なのです。
寒い冬でも雪の下でトーマスくんによって土づくりも進みます。
雪の下でも活動を続けるところがトーマスくんの凄いところです。
あ、そうそう、トーマスくんは必ず穂宝源を一緒に使ってくださいね。
穂宝源はトーマス菌の餌になる液体たい肥です。