[607]バラの黒星病対策
毎日暑いですね。
バラの花もそろそろ一段落。
そしてこの時期のバラに多いのが黒星病です。
下端のほうから黄色く変色し、黒いシミのようなものが現れてきます。
このシミが星のように見えるので「黒星病」
黒点病という人もいますが正しくは黒星病とのことです。
黒星病になると葉は黄色くなって落ちてしまいます。
蔓延してし舞いには葉が全く無くなってしまうこともあります。
この黄色くなった葉はすべて取り除きましょう。
残しておいてもは葉としての働きはなくなっていいるので、思い切って取り除きます。
丸坊主?→仕方がありません。
そこで、対策。
・根元にマルチングをする(厚さは3cmほど)
黒星病はカビ菌によるものですので、水分が好きです。
できれば雨にあてないことが最良ですが、地植えの場合や大量の鉢植えがある場合はそうもいきません。
そこで効果を発揮するのが雨の跳ね返りを防止するマルチングです。
長繊維ピートモスなどを厚めに敷き詰めます。
・キトサン溶液を活用する
キトサン溶液は放線菌を増やします。
放線菌はカビ菌を捕食しますので、結果的に黒星病を抑えることができます。
キトサン溶液300倍ほどの希釈液を、1週間間隔で葉面散布します。
できれば朝方撒いて、昼には乾くようにします。
キトサンは被膜もできますので防御率高いです。
・バチルス菌液を活用する
バチルス菌は簡単に言えば納豆菌。
その納豆菌(バチルス菌)を配合した葉面散布剤がバチルス菌液です。
バチルス菌はこれからの季節に多くなるカビ菌を抑える働きがあります。カビ菌由来の黒星病にも効果があります。
バチルス菌液を水で300倍に希釈し、葉面散布します。
間隔は1週間程度。
前述のキトサン溶液との混用も可能ですが、キトサン溶液は抗菌作用があるので、バチルス菌の効果を薄めてしまう可能性があります。
交互に使って、その効果を確かめて、効果のあるほうを優先してください。
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《ポイント》
・バラの黒星病は雨の跳ね返りで蔓延するのでマルチングをする
・黄変した葉はすべて取り除く
・その後対策としてキトサン溶液、バチルス菌を散布する