バラの栽培に手を染めますと、一番悩むのが黒点病(黒星病)です。黒点病は葉に黒点が出て、次第に黄色くなって葉を落としてしまう、バラにはつき物の病気です。バラ栽培は黒点病との闘いといっても過言ではありません。

パットオースチン

パットオースチン

この厄介な黒点病にもキトサンは効果を現します。

バラ栽培にカニ殻を使う人は多く、黒点病に効果があるということが経験的に知られているのでしょう。このカニ殻に多く含まれるキトサンは、土壌の放線菌を活性化します。放線菌は黒点菌の胞子を崩壊させる効果があるため、土中の放線菌を増やす効果が期待できるキトサンは、黒点病に効果があるということが容易に理解できます。

キトサンは農薬ではありませんが、放線菌という微生物を活気付けることで、その微生物による病害抑制効果を狙えるということです。

黒点病はバラをはじめ、さまざまな植物にとってつき物の病気ですが、それらにとってもいい結果をもたらすことが容易に想像できます。

(Visited 302 times, 1 visits today)