海藻資材の潅水と葉面散布

葉面散布は即効性があります。土壌潅水は土壌内の微生物を活性化しますので永続性があります。それぞれの効果を確認しながら行なうといいでしょう。

家庭菜園や花壇、キッチンガーデン、種まき、育苗、コンテナガーデンなどでは、ジョウロで植物全体にかけるようにすれば、潅水と葉面散布の両方を兼ねることができます。

生産農家では、着花、果実の登熟、収穫後の勢力回復などの効果を期待して、定期的に噴霧器などを使用して葉面散布するとよいでしょう。葉面散布のほうが潅水より少ない量で広い範囲に施用できますので経済的です。

大きい樹木に使用するときは、高いところまで葉面散布するのは難しいので、主に土壌灌注をします。農薬散布が必要な場合は薬液に海藻エキスを混合して散布するとよいでしょう。 その場合、海藻エキスは展着剤の代わりにもなりますので展着剤の節約になります。

なお、海藻エキスの溶液は茶褐色をしていますが、散布すると若干の色が付きますので、花物を生産している場合は、花に色が付きますので、花ににかからないようにするか、葉面散布もしくは潅水にとどめるようにします。

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