[31]チッソ過多はタンパク質を多くし、食味を悪くする

玄米と白米を比べると、おいしいのは断然白米です。しかし、栄養分、特にタンパク質は玄米のほうが圧倒的に多い。しかし玄米をおいしくなくさせている犯人はこのたんぱく質なのである、というお話です。

タンパク質は人間にとって大切な栄養分です。小学校でも筋肉をつくるということで、摂取しなければならないと教えられました。植物の、特に種である部分には次世代につなぐため栄養分がぎっしり詰まっています。でんぷん質、糖質、タンパク質…

この中で、おいしさのもととなるのはでんぷん質。水分を程よく含んでおいしくします。しかしタンパク質は水分を吸収しないので、タンパク質が多いコメはおいしくありません。つまりおいしいコメの条件はタンパク質が少ないことなのです。

おいしいとされる日本の白米のタンパク質含有量の平均値は6.8%です。これ以上になるとおいしくなくなり、これ以下だとかえってでんぷんが水分を吸収しすぎておいしくありません。

タンパク質をコントロールするには、肥料分の窒素に敏感になる必要があります。窒素分が多いとタンパク質が多くなります。しかし、少ないと今度は大きく育たず、収量に影響します。稲作農家はおいしいコメをたくさん作るため、この窒素のコントロールに気を使うのです。

家庭でおいしい作物を作る場合も同様に窒素過多にならないように気をつけましょう。窒素少なめで、良質のアミノ酸、核酸、ミネラルを豊富に含み、作物の品質(色、つや、食味)をよくする肥料「フィッシュサプリ」を試してみてはいかがでしょうか?

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