[423]生長期に使う肥料と充実期に使う肥料は異なる

同じ肥料でもバリエーションがあって、それぞれ肥料成分が異なっていることがあります。

例えば、これ。

サトウキビのちから水633

サトウキビのちから水633(N6-P3-K3)
サトウキビのちから水266(N2-P6-K6)

サトウキビのちから水266

ともに廃糖蜜を原料としておりますが、窒素・リン酸・カリの肥料成分が異なっています。

サトウキビのちから水633⇒窒素6-リン酸3-カリ3
サトウキビのちから水266⇒窒素2-リン酸6-カリ6
※数字は%

なぜこのように種類があるのかというと使うシーンが異なるからなのです。

使い方は、窒素が多い633は栄養生長期に使います。
十分な窒素が株を大きくします。

栄養生長が一段落すると、花芽を持ったり、果実をつけようとします。
これが生殖生長期ですが、この時期は、あまり窒素を必要としません。

それよりも、花や実を充実させるため、リン酸やカリ成分が必要になります。
強固な細胞を作るためには、リン酸とカリが必須なのです。

なので、窒素を減らして、リン酸カリ主体の266肥料に切り替えます。

窒素を過多に育てるといつまでに栄養生長を続け、花や実を持たなくなるいわゆる「ツルボケ」になります。
自分だけでどんどん成長できるので、花や果実は不要になるという摂理。

サトウキビのちから水633と266は追肥用としてとてもいい肥料です。
是非常備してください。

~栄養生長期-生長に必要な窒素多め~
サトウキビのちから水633(N6-P3-K3)【1L】

~生殖生長期-窒素を減らして、果実を充実~
サトウキビのちから水266(N2-P6-K6)【1L】

※同時にカルシウムもお忘れなく。266と交互に使用するのが効果的です。
カルシウム海藻エキス【1L容器】

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