[208]読者Q&A『ウインターオーバーシードのコツ?』

読者からの質問

去年、高麗芝に西洋芝を重ね播くウインターオーバーシードをしました。
冬の間は青々として調子良かったのですが、春先から高麗芝に移行するのがうまくいかなくて、西洋芝が繁茂し、高麗芝の元気が無い状態でした。
今年もウインターオーバーシードをしたいと思いますが、春先の注意点はありますか?

たまごやの回答

このたびはお問合せをありがとうございます。

『ウインターオーバーシードのコツ?』

トランジション

トランジション

今年もウインターオーバーシードの季節がやってまいりました。
高麗芝に西洋芝を重ね播きし、冬も青々とさせるのが目的ですが、春先に失敗する例が多いようです。

春先に、冬の西洋芝から高麗芝に切り替えることをトランジションといいます。
夏芝への移行は、これをうまく行うことが必須です。

オーバーシードをして春に手入れをしないと、西洋芝が伸び放題になり、日が当らないので高麗芝が育ちません。
西洋芝が伸びている状態では高麗芝は生育できず、トランジションがうまくいきません。

ここで必要なのは、西洋芝の刈り込みです。
時期は4-5月頃から。
高麗芝に光をよく当てるために20mm以下の低い刈り高で繰り返し冬芝を刈り込みます。
繰り返し短く刈り込んでダメージを与えるのです。
夏芝の芽が動き始めたら、追肥をして生育を促します。
それまでは西洋芝の生育を緩やかにするために施肥を控えます。

春先の手入れが必要ですが、それにも増して一年中青々とした芝生は魅力です。
ぜひ今年もチャレンジしてください。

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トランジションの詳細についてはこちらで公開しておりますので、参考になさってください。

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