[437]イレギュラリス菌根菌を芝生に使う、の巻

マイコジェルという菌根菌資材があります。

このマイコジェル、結構お高い。
そして、開封したら2日以内に使い切れ、と結構高飛車(笑)

マイコジェル

でもその効果は実証済み。
効果の発現する「原因」と「効果」が実証されているバイオスティミュラント資材です。
さらにハイポネックス社の製品なので信頼性が高いです。

#世には名ばかりのバイオスティミュラント資材もありますので要注意!

マイコジェルはライゾファガスという菌種とイレギュラリスという菌種を配合した高濃度の菌根菌資材です。

この菌種はスペインのキミテック社が所有している菌種で、それをハイポネックス社が販売しています。

マイコジェルは植物の根への定着性がよく、植物とも共生環境において、養分の吸収を促進し、活力を与え、ストレス環境下での生存力を強化し、耐病性を向上させます。

マイコジェルは様々な植物・作物に使用できますが、今日は芝生に使うアイデアを紹介します。

《芝生への施用方法》

・ポイントはいかに確実的に芝生の根にマイコジェル(菌根菌)を定着させるかです。
・そして、施用後、根に菌が定着する2~3週間の管理が重要となります。
・約2週間で菌が定着(コロニー形成)するからです。

使用方法

・施用量は100ml/10a(1反)あたり。
・10,000倍希釈液を潅水チューブや散水機で1t/10aあたり散布します。
・施用後、続けてスプリンクラーなどで潅水を行います。

施用前の注意点

・マイコジェルを芝生に施用する前5~7日にはリン酸の施肥を控えます。
・使用前に良く振ってから使用します。
・散布機材に肥料や殺菌剤などの農薬が残っていないか確認。
・潅水システムにおいて、130 ミクロン以下のフィルターなどを取り外します。

施用後の注意点

・散布後は水分を切らさないように、かつ過湿にならないように気を付けます。
・施用後の2週間はリン酸の施肥を控えます。
・またこの2週間は可能な限り肥料を控えますが、施肥する場合は、「ボンバルディア」などのアミノ酸を含む有機肥料や、リン酸を含まない肥料を通常より施肥量を減らして施肥します。
・施用後2週間は殺菌剤の使用を控えてください。
・特にトルコデルマ菌など他の菌種との併用はしてはいけません

今回は芝生づくりに今夏のある方法を紹介しましたが、キュウリ、トマト、イチゴ、ナス、メロン、ネギ、キャベツ、レタス、タマネギ、ジャガイモなどに流用できます。

品質向上、収量増大にご活用ください。

マイコジェル(MYCOGEL)【250ml】高濃度菌根菌(ゲル状)
ボンバルディア(N9-P2.5-K0.5)【1L】アミノ酸・有機活力液肥(マイコジェル、ライゾーと併用可能)【有機JAS適合資材】

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