[458]今、注目のグリシンベタインとは?

異常気象が問題になっていますが、かといって気象自体を変えることはできません。

どうしようもないのですが、しかし、何らかの対策は必要です。

強風、高温、低温、乾燥、冠水などのストレスにさらされると、植物は自分を守るために気孔を閉じたり、葉を落としたりして自身の根幹を守ろうとします。

しかしこれでは生長も止まり、収穫も減ってしまいます。

そんなストレスに対する対抗策として最近注目されている物質が「グリシンベタイン」です。

グリシンベタイン[glycine betaine]はトリメチルグリシンともいいグリシン(アミノ酸)を骨格を持つ物質。

主に生長における「浸透圧をコントロール」して、ストレスから植物を守り、健全な生育を促します。

《グリシンベタインの機能》

・高湿度、低湿度、高塩分条件下での浸透圧のバランスをとる
・光ストレスによる酸化反応を防ぐ光化学系IIの調整
・温度ストレスにより抑制されがちなルビスコの活性化、炭素固定を増加
・生殖器官の保護

このグリシンベタインを高濃度で配合した肥料が「グリベテン」です。

グリベテン

《グリベテンの機能》

・高濃度配合のグリシンベタインが優れた浸透圧調整作用を発揮し、植物や果実の水分や熱ストレスに起因する生理障害から植物を保護します。
・同時にカルシウムとホウ素との相互作用により、植物の細胞組織を強化し、弾力性を与えます。
・奇形果の発生を減らし、微小なひび割れ、裂果や葉の傷みを軽減して出荷可能な果実の量を増やします。
・カルシウム、ホウ素欠乏症にも効果があります。
・トマト、イチゴ、果菜類、葉菜類の品質向上、収量アップに貢献します。

グリベテンは定評のあるボンバルディアを同じハイポネック社の製品。
信頼性、安全性は問題ありません。

厳しい環境にさらされても頑張っている作物にグリベテンでパワー増強してあげてください。

なお、ボンバルディアは生育初期グリベテンは生育後半に使うと効果的とのこと(ハイポネックス担当者談)

【今回のポイント】

・グリシンベタインは浸透圧をコントロールしてストレスを和らげる
・その結果、植物は根を伸ばし、光合成をするようになる
・健全な生育により、収量が安定する
・浸透圧のコントロールにより裂果が減り品質が向上する

[新発売]グリベテン【1L】裂果軽減品質向上|グリシンベタイン+カルシウム+ホウ素配合|ハイポネックス
ボンバルディア(N8-P1.3-K0.5)【1L】アミノ酸・有機活力液肥【有機JAS適合資材】|ハイポネックス

【ご注意】
ボンバルディア⇒【有機JAS適合資材】【バイオスティミュラント資材】
グリべテン⇒【バイオスティミュラント資材】
※グリべテンは【有機JAS適合資材】ではありませんのでお間違いなく。

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