[617]イチジクの肥料は動物質を

最近、多く寄せられるご質問がイチジクにはどんな肥料が良いか?です。

昔から家の隅に何気なく植わっていたイチジクですが、最近では品種改良も進み、なんと200種類くらい品種があるようです。
しかし、果物売り場に並ぶイチジクは在来種の「蓬莱柿(ほうらいし)」と西洋イチジクの「桝井ドーフィン」に限られますので、いろいろ楽しみたい場合は園芸店で品種物を購入し自分で育てるしかありません。

イチジク

さて、そのイチジクですが、以下のような特徴があります。
・土壌は弱アルカリを好む
・水を切らしてはいけない
・肥料食いである

これらを踏まえて、栽培管理すればよろしいかと思います。

まず、どんな植物にも言えることですが、肥料の前に、まずは「土」です。
土壌がポンコツだといくら肥料を与えてもうまく育ちません。

まずは土壌づくりに着手しましょう。

土質が酸性に傾いていると感じたら、まず最初に苦土石灰等を撒いておくといいでしょう。
次に樹幹周りに堆肥、それも機能的な堆肥を施します。

おススメは「畑のヒューミック根張り美人」です。

畑のヒューミック根張り美人

畑のヒューミック根張り美人-ペレット-【8L / 4.8kg / 10坪(33平方m)用】完璧な土づくり資材|高機能堆肥

この資材、含まれる微生物量が数万種類とダントツに多いです。
これら微生物が作る団粒構造により抜群の水はけ、またヒューミックシェールに含まれる70種類以上のミネラルや天然腐植酸が配合されており強力な根張りを実現します。

次に元肥。

イチジクのような果樹類は、力強い動物質の肥料フィッシュヒーローがおすすめです。

フィッシュヒーロー

フィッシュヒーロー(N8-P10-K6-Mg2)【2kg】魚エキス入り極上有機ペレット肥料|有機率73%

フィッシュヒーローは動物質のアミノ酸を多く含む魚系肥料。
アミノ酸は、品質向上、食味向上、日持ち向上、収量増大に貢献します。
フィッシュヒーローは果実に効くリン酸が多めで、苦土も入っている極上ペレット肥料です。
有機質の肥料は分解後、微生物のエサとなり、土壌改良にも役立ちますので、ぜひともお勧めの肥料です。

施用方法:

[鉢植え]
植え付け1年目:
5~10月にフィッシュヒーローを20~50gを2回ほど与えます。
植え付け2年目以降:
4~10月にフィッシュヒーローを10g程、毎月与えます。
収穫後はお礼肥えとして秋冬に50g与えます。

[地植えの場合]
12月~翌年1月にフィッシュヒーローと苦土石灰を1平方mあたりそれぞれ150g施します。
6月上旬に同じくフィッシュヒーロー60g、
収穫後はお礼肥えとして秋冬に150g与えます。

なお、イチジクは剪定が大事です。
新梢に結実するので、春先から伸びた枝を深く切ってしまうと果実の収穫ができません。
全体の樹形をイメージし、早めに切り戻したら、それ以降は新梢を伸ばします。

肥料だけでなく、選定にも気配りが欲しいイチジク栽培です。

《ポイント》

・イチジクは肥料食い
・動物質の魚粉系肥料「フィッシュヒーロー」がおすすめ
・新梢に結実するので選定に気を配る

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