肥料

2022年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年8月7日たまごや肥料

[510]ブルーベリーの肥料はこの2つでOK

ブルーベリーの収穫が真っ盛りの季節となりました。※2022年8月7日現在

ブルーベリーは甘味の追熟が難しい作物ですので、樹上で完熟状態になってから収穫しましょう。

目安は青くなってから5日ほど待って収穫。
その間、青みは増しませんのでちょっと注意深く観察が必要。
ブルームという白い粉が吹いていたら収穫して大丈夫です。

さて、ブルーベリーの肥料について質問が来ていたので、お答えしたいと思います。

当店販売のブルーベリーの肥料は2種類。

ともにブルーベリーの生育に適した設計となっている肥料です。
ただし、施肥する時期が若干異なります。

１．ブルーベリーの肥料

ブルーベリー専用に開発された有機76％の肥料です。肥料成分はN6-P5-K5。
他に鉄・苦土が配合され食味がよくなる設計です。
使いやすいペレット状で元肥と追肥に使います。

元肥は春先（2－4月頃）、追肥は種類や栽培地によって6月の場合と7月の場合とがあります。いずれも収穫前の追肥となります。

樹齢約5～10年として…
元肥：300g
追肥：200-300g

２．ブルーベリーの友人

ブルーベリーの友人の中身は「硫酸カルシウム＝石膏」です。
硫酸カルシウムは文字通りカルシウム（Ｃａ）と硫黄（Ｓ）を含んだ効果的な肥料。しかもpHが4.5（分析値）とブルーベリーに最適な弱酸性の肥料です。

硫酸カルシウムの施用は、主にカルシウムと硫黄の補給と、酸性土壌の維持に期待します。
アルカリ度を下げ土壌コロイドの正常化と団粒化および除塩、豊かな土壌にする効果も期待できます。

施用目安：
全面散布（2年目以降の3月-4月） 500g～1kg　※収量拡大目的
全面散布（2年目以降の10月-11月）400～600g　※根張り増強目的

是非、この2種類の肥料を使いこなして、おいしいブルーベリーを収穫しましょう。

［ご参考］

上記肥料は、つつじ、ブルーベリーや馬鈴薯、ユリなど酸性土壌を好む植物にも使うことができます。
例：ブルーベリー、シャクナゲ、サツキ、ツツジ、アザレア、ナツハゼ、クランベリー、カルミア、エリカなど

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