[556]ブルーベリーの植え替えと肥料

夏の間、元気に成長しておいしい実をたくさんつけてくれたブルーベリーもそろそろ落葉の季節となってきました。

ブルーベリー

この落葉期は、植え替えのチャンスです。
季節的には10月-3月ですが、極寒期は避けます。
10月~12月が適期ではないでしょうか。

ブルーベリーのように果実をつけ、それを人間が略奪してしまう果樹は、十分に養生してあげなければなりません。

まず、根を張るための用土。

ブルーベリーは酸性土壌を好みますので、無調整ピートモスなどを用土に使い、酸性を保つ工夫をします。

欧州産無調整ピートモス

無調整ピートモスは、カナダ産が定番ですが、最近では欧州産が性能が高く人気です。

この無調整ピートモスですが、ピートモスの特性として一旦乾くとなかなか湿ってくれません。
撥水作用があるのですね。

なので使う前には十分に浸けて湿らし、それを絞って使うようにします。

用土はピートモス単用でも大丈夫ですが、これだと多湿になりやすいので、水はけも兼ねてココチップを混ぜるといいでしょう。

ココチップ

また、ブルーベリーは根が浅いので、植え替え時には支柱を立てるなど倒伏にも備えます。

植え替え後の乾燥や低温対策として、マルチングをすると良いですね。

北海道ピートモス(無調整)

長繊維の北海道ピートモスがお勧めです。
用土を新しくすると、俄然元気が出てきますよ。

※植え替えのタイミングは…
※プランター、鉢植えの場合は2年に一度くらい
※地植えの場合は、株周辺を掘って更新。これも2年に一度くらい

次に元肥ですが、有機質のものを主体にバランスの良いものを与えます。

お勧めは『苦土入りブルーベリーの肥料有機ペレット655』です

ブルーベリーの肥料655

苦土入りブルーベリーの肥料(N6-P5-K5-Mg2)【20kg】有機ペレット655
酸度を適正に保ち、緩効性の有機質原料が76%含まれ、速効性の無機肥料をバランスよく配合してあるので、ブルーベリーの生育段階に応じて肥料成分が効果的かつ効率よく吸収されるようになっています。

また、含まれるりん酸分は実の味、色艶を良くするために有機リン酸分を多く使用、そしてブルーベリーに欠かせない苦土が含まれています。←【重要!】

次に使いたい肥料はダーウィン5000+です。

ダーウィン5000プラス

ダーウィン5000+(プラス)【20kg】低pH硫酸カルシウム系普通肥料【pH4.5、ブルーベリー馬鈴薯に最適】
ダーウィン5000+の主成分はカルシウムと硫黄。

通常カルシウム(石灰)はアルカリのため、酸性用土を好むブルーベリーには使えません。

ところがこのダーウィン5000+pH4.5と酸性のため、用土の酸度を上げずにカルシウムを補給できるのです。

また、硫黄は植物の育成上、タンパク質、アミノ酸、ビタミンなどの形質に欠かせない成分です。
たくさんは必要ありませんが、全く無いと生理障害が起こります。
微量あれば事足りますのでその必要な硫黄分は「ダーウィン5000+」で解決します。

来季に備え、ブルーベリーの養生。
今から始めましょう。

【ポイント】

・用土は無調整ピートモスを主体にする
・肥料はNPKバランスよく有機質主体のものにする
・カルシウムと硫黄の補給も忘れずに

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