[570]無調整ピートモスの酸度を調整して万能培土を作る

無調整ピートモスの酸度はpH4-5ほどです。
酸性ですね。

※pH目安として、
中性:7
弱酸性:4.5~6.5
酸性:4.5以下

酸性を好むブルーベリーやつつじサツキ類はこのまま植え付ければいいですが、酸性を好まない植物も多いです。

特にピートモスは種まきやポット育苗にも使いたい資材ですので、酸性ではチトと困る。

そんな時、酸性を矯正する方法があります。

方法は簡単。
石灰を混ぜればよろしい。

#石灰はアルカリ性

問題はその石灰の量と種類。

多すぎでもいけないし、少ないと矯正されません。

急ぐ場合は消石灰を使いますが、急がない場合は卵の殻カキガラ貝化石など炭酸石灰(炭酸カルシウム)を混ぜると良いです。

入れる量はピートモス1Lに対し消石灰の場合は3gほど。
炭酸石灰の場合は10gくらいです。

炭酸石灰は入れすぎても、酸度に応じて溶解し自然に中和にもって行きますので、量はあまり気にすることはありません。

具体的には…

使う資材、
北海道産無調整ピートモス短繊維:50L

これに混ぜる石灰は
「卵の殻」:500g

酸度を調整するついで1割ほどパーライトを混ぜると土壌環境が改善されます。
真珠岩パーライト:5L

上記混合して、1-2日ほど寝かせます。(石灰の反応待ち)

これで、上質なピートモス主体の調整万能培土の出来上がり!

肥料成分はありませんので、植物に合わせて適宜与えてください。

《ポイント》

・無調整ピートモスは石灰を混ぜることで酸度を矯正できる
・石灰は炭酸石灰が良い
・混合したら少し寝かせる

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