[623]果樹のお礼肥えにおススメの肥料は綿実油粕

夏から秋にかけて果樹類は収穫期を迎え、そして収穫後の秋冬はお礼肥えの季節となります。

果樹類は収穫量も多く、多くの養分を奪い取っているのですから、その分を補給する肥料もしっかり与えなければなりません。
1本の果樹から何十kgも収穫するのですから。

カキ

お礼肥えの主体は窒素。
それも有機質が望ましいです。

とくれば思い浮かぶのは「なたね油粕」でしょうか。
昔から親しまれている定番の肥料です。

ですが、ここで油粕でもちょっとグレードを上げてみましょう。

おススメは綿実油粕(めんじつあぶらかす)です。

綿実油かす

綿実油粕(N5.5-P2-K1.2)(わたみ油かす)【20kg】【有機JAS適合資材】

なたね油粕は「菜の花のタネ」を絞って油を採ったその残りかすです。
綿実油粕は綿(わた)を取る「綿花のタネ」から油を採取した残りの粕です。

同じ油粕ではありますが、綿実油粕はなたね種油かすより分解が遅く、そのため肥効が長続きします。

肥料成分も綿実油粕のほうが若干多め。

・なたね油粕…窒素5.3-リン酸2-カリ1
・綿実油粕…窒素N5.5-リン酸2-カリ1.2

綿実油粕は天然有機肥料ですから、土中で穏やかに分解し、穏やかな肥効で植物の発育を促します。
桃、ぶどう、柑橘、ブルーベリーなどには欠かせません。

さらに土中の微生物の繁殖を盛んにし、肥料効果の高い地質へと改善する働きもあり土壌改良に役立ちます。

お礼肥えは肥料成分の補給だけでなく、微生物を活性化して土壌環境を改善する役目もあります。

有機質肥料は微生物のエサです。
高品質な綿実油粕で、来季の収穫に期待しましょう。

《ポイント》

・お礼肥えには有機質肥料を使う
・綿実油粕はなたね油粕より肥料成分が多く持続性もある
・綿実油粕はブルーベリーをはじめ果樹に最適

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