[479]天地返しはしなくてよい

厳寒期に行う作業として「天地返し」があります。

天地返しとは表層土(表面から30cmほど)とその下の心土(深さ30-60cmほど)を入れ替えることです。
入れ替えたその後は寒風にさらし、春先に耕耘して畑として整備します。

9月10日頃の稲株

メリットは、
・雑草の除去(封じ込め)
・害虫の除去(封じ込め)
・表層部の微生物を深層の微生物(特に嫌気性)と入れ替え
・寒風にさらすことで、団粒構造が期待できる

などでしょうか。

デメリットとしては
・大変な労力が必要
・かといって機械(プラウ)は高価
・せっかく作った土壌づくりを最初から行わなければならない

そのほかにも、デメリットとして昨今の紫外線の強さがあります。

紫外線は殺菌能力がありますが、降り注ぐ紫外線は地面の表面から3cmほどの深さまで影響するといわれています。
つまり、表面から3cmは殺菌されてしまうのです。
草むしりをしたら、その草はその地面においておけ、といわれるのも、表層にいる微生物を守るからなんですね。

天地返しは3cm以下に生息する有用な微生物を掘り起こし、殺菌してしまうことにもなりかねません。

天地返しは、日本の農業として広い耕地を使用する水稲がメインだった頃は必要だったかもしれません。
でも今は農業も多様化しており、労力や土質の変化、微生物層のリセットなどのデメリットを考えると無理に行う必要はないのではないでしょう。

むしろ家庭菜園や小規模な畑では、表面の耕土を機能性堆肥などを追加して改善しながら使っていくほうが対費用効果が全然高いです。

【おススメの機能性堆肥】

アンナプルナペレット【12kg】微生物入り土壌改良材【有機JAS適合資材】
海藻源肥【15kg】海藻・カニガラ入り機能性堆肥 

【ポイント】

天地返しは無理に行う必要はない
(※ただし大規模水稲栽培を除く)

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