[14]化学肥料と有用微生物

化学肥料を使うと病虫害が多くなるといわれます。その理由を考えてみましょう。

まず、化学肥料そのものが悪いわけではありません。植物が必要とする成分を即座に適量与えることは、作物を育てる上で結構なことです。

しかし、その即効性に感動して化学肥料に依存しすぎると、吸収しやすい肥料分が常にあるため、植物は細根を伸ばすことを怠けるようになります。

土壌中の有用微生物は植物の細根から分泌される物質をえさとしていますから根が少なくなると棲家がなくなり、結果として有用微生物の数が減ってしまうのです。

一方悪玉微生物のほうは、根から分泌される物質ではなく、土壌中にある残渣や未分解物をえさとしています。有用微生物が減少すると、今度は悪玉微生物が増殖し、害虫などが付けた傷口等から作物体内に侵入して爆発的に増殖し、病害症状を発生させ、最後には枯死させてしまいます。

有用微生物、悪玉微生物菌もそれぞれ同じように有機物を餌としていますが、悪玉微生物よりも有用微生物の方が有機物を急速に消化するため、餌のない悪玉微生物は繁殖できなくなって休眠状態となり悪さをしなくなるのです。したがって土壌中には有用微生物が常に多くなるようにバランスを保つことが大事となるわけです。

化学肥料は多用するとこのバランスを崩すため、よくないといわれるようになってしまったのです。

さて、悪玉微生物が増えてしまった土壌を回復するにはどうしたらよいか?それには有用微生物を補給するしかありません。もちろん自然に回復するのを待ってもいいのですが、それには数年かかってしまいます。そんなに待ってはいられませんよね。

そこでお勧めしたいのが「トーマスくん」です。といっても機関車ではありません。「トーマスくん」は「アープ・トーマス・オルガ菌」といって60種類もの有用微生物を配合した微生物資材です。この「トーマスくん」を使えば、微生物のバランスを調整し、2ヶ月ほどでふかふかの土壌にしてくれます。

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ちょうどこれからは暑い夏となり、土壌作りには最適の季節となります。秋に植える花壇、菜園、畑にトーマスくんを使って、今から土壌作りに励んでください。

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