[331]重炭酸加里 – スーパーカリのススメ

重炭酸カリの資材としては「カーボリッチ(0-0-46)」が有名です。
ですが、カーボリッチはなぜか手に入りにくい。
ということで当店ではほぼ同じ成分の「スーパーカリ(3-0-46)」をお勧めしています。

カーボリッチと違うところは、尿素を加えて窒素3-りん酸0-カリ46という成分にしているところです。
なぜ窒素を加えるかというと、多少の窒素分があったほうが、加里分も吸収しやすいからです。

さて、スーパーカリ。
パプリカ、キュウリ、イチゴによく使われる肥料です。
パプリカ、ピーマンは肉厚になり、イチゴは1月-2月に起こりやすい空洞化を防ぎます。
また果菜類は収穫時にカリ成分が必要です。シャキッとしますね。

スーパーカリは通常の肥料と混合して使ってください。
通常使う肥料にカリ分を上乗せで使う、という考えです。
メーカーのサンアグロは自社の肥料「千代田551」や「千代田472」を使ってほしいらしいですが、千代田化成でなくてもOK。なんでも良いそうです。

スーパーカリの使用量ですが、イチゴは1-2kgほどを毎週、キュウリは2kgほど毎週使うと良いとのこと。

重炭酸なんたらに共通することですが、使用時の注意として「泡が出る」というのがあります。
この泡は炭酸ガスなので、毒ではありませんので大丈夫です。
気になる方は換気に留意してください。

液肥原液に直接スーパーカリを入れるとかなりの泡が出て、容器からあふれることがあります。
液肥を希釈したものにスーパーカリの希釈したものを混合すると泡を抑えることができます。

また、あまり気にすることはありませんが、化学的な要素としてスーパーカリを溶かすと液肥の温度が下がります。特に害はありませんが、気になる人は希釈するときに水ではなくぬるま湯を使ってください。

重炭酸カリ主体-サンアグロ スーパーカリ(3-0-46)【10kg】

※2021.12月追記
カーボリッチ入荷しました。

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