[513]寒地型牧草の播き時と注意点

輸入事情の悪化で飼料や牧草の高騰が続いています。
※2022年8月現在
しかし、わが家畜はそんなことはお構いなしに餌を要求します。

そこで餌を自給自足することを考えなければなりませんが、配合飼料の自給自足はなかなか難しいですが、牧草の自給はそう難しくありません

休耕地や空き地などに牧草の種子を播けば当座はしのげますし、計画的に播種すれば、数年にわたって自給自足も可能です。

牧草の種類としては寒地型が多いのですが、ちょうど夏から秋にかかる今(8月28日現在)は秋播き牧草の播種適期ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

おススメの寒地型牧草
オーチャードグラス

オーチャードグラス

チモシー
#チモシーは人気の牧草ですが、今期は品薄です。売り切れの際はごめんなさいです。

チモシー

ペレニアルライグラス

ペレニアルライグラス

 

もともと寒地型牧草は北海道等で栽培される牧草です。
なのでこれを関東や関東以西で播く場合は暑さに注意します。
夏の高温に向けての春播きは避けます。
そしてこれから寒くなる秋播きはおススメです。

播き時は地域・標高によりますが、1日の気温が30度を超えなくなってから播種します。
通常播種適期は9月上旬ですが、暑さが続く年は9月中旬頃まで待ちます。

暑いからと言って播種が遅いと今度は冬の寒さにやられてしまいます。
初霜にあたる頃には10cmくらいの草丈になっていることが望ましいです。

生育上、夏の高温リスクより冬の霜枯れリスクのほうが高いので、9月になったら播種することをおすすめします。

関東および関東以西のかたも寒地型牧草にチャレンジしてみてください。

寒地型牧草の秋播きのポイント

・寒地型牧草は夏の暑さに弱い
・なので、秋口涼しくなってから播く
・目安は気温30℃以下になってから
・しかし、播き時が遅いと今度は冬の寒さにやられる
・霜や雪にあたる前に10cmほど伸びていることが望ましい

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