[628]トマトの青枯れ病対策にエコロジアール

クロピク(クロルピクリン)という農薬があります。
土壌消毒に使う医薬用外劇物の農薬です。

これをまくとガスが発生し、そのガスの力で土壌を完璧に消毒します。
催涙性の有毒ガスなので取り扱いには十分な注意が必要ですが、効果が高いため長年使われてきました。
土壌中の病原菌、害虫、センチュウ、雑草を強力に防除するからです。

そのクロピクですが、トマト栽培現場(特に青枯れ病対策)、花卉(主にトルコキキョウ)栽培現場で使われているのですが、ここ近年クロピクが効かなくなってきたと言われています。

なぜか?

青枯れ病の病原菌は、地下深くに潜んでいます。
地表にはいないので、苗は当初は順調に生育します。
ところがある程度成長して、根が50cm以上に達すると、そこに潜んでいた病菌にやられてしまう。
#だから「青枯れ」病

クロピクで消毒しても効果が薄いのはクロピクの効果は地下50cmくらいまでだからです。
クロピクの効果が及ばないところで生き延びてきた菌が悪さをする。

そこで昨今注目されているのがエコロジアールです。

エコロジアール

土壌還元消毒用資材|エコロジアール【20L】農薬ではないエタノール資材|日本アルコール産業
エコロジアールはエタノールを原料とし、その還元力で土壌を消毒するものです。
※エタノール自体で殺菌消毒するのではありません

エコロジアールを使えば、深さ1m付近まで浸透しますので、深いところまで消毒することが可能です。
そのためクロピクでは叶わなかった病害に対する効果がエコロジアールで解決することができるというわけです。

クロピクは強力な効果がある農薬ですが、使用者の健康安全面を考えるとあまりお勧めできない農薬です。

これを機会にクロピクからエコロジアールに替えてみてはいかがでしょうか?

低濃度エタノールを用いた土壌還元消毒による抑制効果が認められた事例

トマト、キュウリ、大根…ホモプシス根腐病
イチゴ、ピーマン、サツマイモ…青枯れ病、萎凋病
ほうれん草、チンゲン菜…半身萎凋病
サヤインゲン、インゲン…萎黄病、炭疽病
メロン、アスパラガス…褐色根腐病
レタス、ミズ菜、ヤマノイモ…根こぶ病
ルリトウワタ、スイカ…疫病、白絹病
花卉類(ストック等)…黒点根腐病
果樹(モモ、ウメ等)…ネコブセンチュウ

使用方法

・施用必要量の計算:10aあたり20L品が77個
・エタノール自体で殺菌するものではありませんので、土壌くまなく効果を得るために相当量が必要です。
・葉面散布には向きません

《ポイント》

・土壌燻蒸農薬に代わる土壌還元消毒剤エコロジアール
・土壌深くまで安全に消毒する
・相当量を使用し正しく使うことが肝心

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