[70]芝生に撒くキトサン溶液

この時期、芝生にラージパッチなど障害が出やすい季節。その対策としてキトサン溶液を芝生に撒く方が多いようです。

そのときに撒くキトサン溶液は、

葉面散布用がいいのか?

それとも、一般農業園芸用がいいのか?

芝生は葉が一面に茂るので、葉面散布用をお求めになる方も多いのですが、芝生には葉面散布用ではなく、一般用をお奨めします。

葉面散布用は、お茶の畑や、根元をマルチングして潅水がしにくい場合に使えるように開発された葉面散布剤です。短期に収量をあげる目的の農家向けの製品です。葉面散布促成用は即効性はありますが持続性がありません。キトサンは基本的には根から吸収させるのがベストなので、芝生の場合は葉面散布促成用よりも、むしろ持続性のある一般園芸用のほうがよろしいです。キトサン溶液の潅注は芝生の根張りを良くします。芝は根の深さは20cm以上と結構深く、この根張りが、暑さ、寒さ、病虫害に対する抵抗力となります。病気に強い芝生を作るに大事なのは「根張り」なのです。

懇意にしているゴルフ場のグリーンキーパーに聞いたところ、最近は葉の色よりも、土壌に気を使うとのことでした。葉の色を鮮やかにするのは簡単だけれど、根張りを良くするのは時間がかかるそうです。しかし長い目で見れば根張りを良くするのがいいのは当たり前のことで、最近では有機質の堆肥や肥料を使い土壌を良くする事に力を注いでいるとのことでした。

芝には、キトサン溶液の一般農業園芸用をお使いください。

一般農業園芸用【キトサン溶液】1リットル[TKE-SG001]

キトサン溶液の芝生への年間使用量

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